石綿使用のカラーベストについての備忘録
- 佐藤正憲
- 2018年8月7日
- 読了時間: 2分
代表の佐藤です。
よくお問い合わせいただくので、自分としても備忘録として。
(株)クボタと松下電工(株)で石綿含有の屋根材・外壁材を製造販売していました。
現在その二社が合併の「Kubota Matsushitadenko Exterior Works」=KMEW(株)で引き続きの対応をしてもらっています。
HPで石綿に関する見解書というものを公開していただいてます。
材料によりますが、最も近いところでは平成15年まで石綿が入っている可能性があるということで、意外と最近まで石綿が使用されていたことがわかります。
平成7年頃から自主規制的に

材料の裏面にマークを印刷していましたが、それ以前の材料に関してはそのマークがありませんので 注意が必要です。
弊社へお問い合わせいただく時にスムーズに確認作業ができるのは、
・屋根が葺かれた年、または築年数
・屋根材を取り外した場合は、形状・模様がわかるような表裏の全体写真
・取り外せなくても、葺かれた屋根の状態でもわかるかもしれませんのでそちらの写真
これらの資料をいただけると助かります。
廃棄する場合、処理業者にもよりますが処理場などの様々な手続きの関係から、受け入れ現場回収まで1ヶ月以上かかることもありますので、屋根工事の日程を決める際に注意が必要です。
石綿(アスベスト)は確かに危険物として認定されておりますが、粉じん状になって飛散したものを吸い込んでしまうことが危険なのであるため、屋根上で安定している分には直ちに危険があるわけではありませんので、あまり恐れないことが大切です。
厚生労働省でも情報を公開してもらっているので確認してみてください。
問題を先送りにするようなイメージになるかもしれませんが、どうしても不安がある場合は、金属屋根材によるカバー工法にて石綿屋根材を屋根上に封じこめ、飛散を防止することもできます。
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