仕事場の棚卸し
- 正憲 佐藤
- 2017年9月4日
- 読了時間: 4分
8月が決算月ということで、8月末に棚卸しをしました。
毎年暑い中、問屋・メーカーさんにも協力いただいてやっています。
メンバーのみんなお疲れ様。
ご協力いただいた社外の皆様、ありがとうございました。
また棚卸し中、通常通りのご対応ができなかったお客様、ご理解いただき誠にありがとうございました。
さて、
在庫はそこそこ売るほど(笑)ありまして
・雨樋
・カラーベスト
・屋根役物
・ガルバリウム、ステンレスコイル
・ガルバリウム、ステンレス平板
・塩ビ・ポリカ・ガルバリウム波板
・ガルバリウムリブ波板
・各種吊金具
・各種釘
・各種ビス
・各種シーリング、接着剤
などなど
それぞれに色の別があったりで、結構倉庫は空きがありません。

ここ2年ほどで、倉庫の整頓が少しずつ進んできまして、商品切替時に残ってしまったものや、見込みで大量仕入れして残ってしまったものなど、不良在庫化していたものが徐々に捌けていったりしています。
基本の3S(整理・整頓・清掃)+α程度で、5Sまでの道のりは遠いですが、少しずつ意識改革が進んできていると感じます。
弊社の品物の整理の仕方を雨樋を例に紹介いたします。
まず通常よく動くものに関しては、雨樋本体にひもづく役物を色別に一列に一覧性を以て配置しています。
「じょうごだけ新茶と白と黒ちょうだい」ということがほぼあり得ないので、このような配置にしているわけです。
また、棚に置く際のルールは、
・種類の違うものを重ねない
・一番上の箱を開けるのに、棚に引っかからない高さまでしか棚に詰めない
・箱が開いてるのは一番上だけ
としています。
とにかく、欲しいものに一発でリーチできて、操作性がよく、在庫の残数が一目でわかる状態にしたいからです。

例外はもちろんありまして、あまり動きのよくないものに関しては種類が違うものも重ねてしまいます。
ただし箱を数量を書いたテープで封印しておくことで、残数量の把握と同時に、封印が解けない限りは動いていないことがわかるようにしています。
これは棚卸しの際非常に便利です。
やってはいけないことは、箱に直接数量を書くことです。
中身の数量が変わったときに、書いた数量を保守することはまずしないです。
安易なコメントは事故の元。今は正しくともすぐに嘘になります。嘘コメ禁止です。
しかし、前置きなしでいきなり「嘘コメ禁止」というと、「人を嘘つき呼ばわりするのか」という斜め方向からの攻撃を受けます。前置きの説明が重要ですのでご注意ください。

下の写真は、恥ずかしながら、あまりに整理整頓がなされていなかった7年前頃に手書きで喚起したものです。未だに貼ってありますが。。。
当時は出荷に使う空き箱の中に、剥がしたテープとか箱の中にあった仕切りボール紙とか入ってまして、価値のあるものとないものとの区別ができていない、汚い言い方ですが「糞味噌状態」でした。
また、その場で便利だと思ってやるのでしょうが、一時的なゴミ箱も安易に許可するのはおすすめしません。
そこに捨てることはしても、そこに溜まったゴミを最終的な集積場所に持って行くことをしないため、その周辺がゴミで溢れかえります。
一日の大半を会社で過ごすのに、まさにゴミの中で生活しているという劣悪な環境でした。

汚い状態が当たり前になっていると、生産性どころか自分の精神的健康も悪化させていることに気づきません。人は良い方向にも悪い方向にも順応性がありますので、それが良いのか悪いのかもわからなくなってしまうようです。
そんな状態で片付け方だけを指導すると、一瞬は見た目きれいになりますが、実は目をかいくぐってゴミを隠してるだけだったりします。逆になぜそこまで努力して隠してゴミを置いておきたいのか理解に苦しみます(笑)
長きに渡りしかしまだまだ続く3S活動の中で、手法を伝える前に目的と意識を伝えることが大事だと感じています。
美意識を植え付けるといいますか、理由づけをして、まともな状態を作り、そこから受ける恩恵を与え続けることが肝心ですね。動機と成功体験をひもづける感じといいましょうか。
自発的に提案してくれるのを待っているのですが、延々と続くんでしょうね!
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